2020年12月07日

在りし日の歌 (2019) 地久天長/SO LONG, MY SON きっと映画が見たくなる〜ゆらり〜予想を反する・静かなる幸福 これは反則だ〜


在りし日5.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/

こんにちは!映画大好きゆらりです

夢の国 映画の世界へようこそ〜

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

毎日の栄養補給を映画から(笑)
そんな私のオススメ映画を紹介しているブログです
氣になる作品を観て元氣になってもらえたらとても嬉しい!!


今回の作品
1980年代から2000年代にかけて中国激動の時代を駆け抜けた1組の夫婦を映し出す。夫婦を『見えない目撃者』などのワン・ジンチュン、『黒衣の刺客』などのヨン・メイが演じ、第69回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で最優秀男優賞と最優秀女優賞を獲得した。
シネマトゥデイより

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


「ヒューマンドラマ」
「時代」


物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆

監督  
 
ワン・シャオシュアイ

キャスト

ヤオジュン(ワン・ジンチュン)
妻リーユン(ヨン・メイ)
在りし日6.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/


あらすじ

中国の地方都市で幸せな生活を送っていたヤオジュン(ワン・ジンチュン)、妻リーユン(ヨン・メイ)、息子のシンシンだったが、ある日シンシンが川で溺れて亡くなってしまう。二人は慣れ親しんだこの地を離れ、親しかった友人たちとも距離を置き、自分たちのことを知っている人がいない遠くの町に引っ越す。
シネマトゥデイより
在りし日.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/

感想

先日、この映画を観たことを職場の中国出身の人に話したら、私の妹もちょうど一人っ子政策が始まるときにお腹にいて1年間国籍がなかったとよ〜笑いながら明るく話してくれた。

他人事のように話す様子がちょっと意外でした。
ま〜自分の子供ではないし、彼女も子供だったからそんな事を気にする年齢ではなかったのでしょうね。

この作品は中国ではタブーとされる『一人っ子政策』の題材ですから、本土で上映出来たことに製作者たちの間では喜びの声が大きかったと想像します。

作品は一人っ子政策を中心に話が出来上がっているのですが、ただそれだけに話を作り上げているわけではなくそれに付随する中国の一般的庶民の生き方を綺麗にまとめ上げているのです。

在りし日1.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/

国の政策に翻弄され、自分の人生すら思うようにならない時代の中で
特別というわけではなくごくごく普通の夫婦が、苦難を受け入れ、苦難と寄り添い、真面目に淡々と生きていく…

夫婦を演じる2人の役者に感動します。
「静かに」そして「淡々」と「平」に過剰すぎるわけでなく、だからといって無感情ではなく愛情を表現することが下手というものでもなくそこにいるのが普通であたりまえ空気のような存在。

在りし日3.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/

演じるにあたって、二人は完璧すぎるぐらいの夫婦でした。
似たもの夫婦というのはこんな二人なんだろうな
なんて、ぼんやり考えてしまいました^^

最後

自分の息子を失った時の事実を知った時「話してくれてありがとう」そういった。
そんな矢先に友人の孫が生まれる、本来ならば自分たちにも孫の存在はあったかもしれない。
誰を責めるわけでなく、事実を受け入れ、戻らない時間を懐かしむ。
在りし日4.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/90723/

その自分たちが味わう事の出来ない出来事の中で
一本の電話にほほがゆるむ
 その瞬間
『あ〜〜こんな展開が待っているなんて〜〜』
そう思うと同時に涙腺崩壊です。

『生きていれば何が起こるかわからない
人生捨てたものではないよね』



映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね〜


最後までよんでいただきありがとうございます
感想が面白いと思ったら
ポチっといいね!お願いします

posted by ゆらり at 19:32| Comment(0) | ヒューマンドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月05日

『女神の見えざる手』 (2016) 言葉は人を操る?

  
女神.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/86688/



こんにちは!映画大好きゆらりです

夢の国 映画の世界へようこそ〜

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

毎日の栄養補給を映画から(笑)
そんな私のオススメ映画を紹介しているブログです
氣になる作品を観て元氣になってもらえたらとても嬉しい!!


今回の作品
巧妙な戦略を駆使して政治を陰で動かすロビイストを描いた社会派サスペンス。
シネマトゥデイより

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


「社会派サスペンス」    
「オススメ映画」

物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆
音楽    ★★★★★


監督  
 
ジョン・マッデン


キャスト


敏腕ロビイスト エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)
『インターステラー』『ゼロダークサーティ』『モーリズゲーム』
女神4.jpg


ロドルフォ・シュミット       (マーク・ストロング)
『キングスマン』『キングスマンゴールデンサークル』
女神3.jpg

エズメ・マヌチャリアン       (ググ・バサ=ロー)

ジェーン・モロイ          (アリソン・ピル)


あらすじ

敏腕ロビイスト、エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、銃所持を後押しする仕事を断って、大会社から銃規制派の小さな会社に移る。卓越したアイデアと決断力で、困難と思われていた仕事がうまくいく可能性が見えてきたが、彼女のプライベートが暴露され、さらに思いも寄らぬ事件が起こり……。
シネマトゥデイより

感想

勝者は敵の一歩先を読んで計画し
敵が切り札を使った後
自分の札を出す

エリザベス・スローンのこんな一言から始まる


緊張感のある音楽と緊迫したムードの中
尋問の為、聴聞会が開かれる

作品終盤からのスタートに状況はいたって不利、何かやらかしたわけね〜と
聴聞会までの経緯をさかのぼって回想での描写
作品からちょっとでも目を離せない状況に緊張感がましてくる。

ロビイスト=(政府を影で動かす戦略のプロ)
(恥ずかしながら、この言葉の意味を知ったのは映画を観てからでした^^)
こんな仕事があったのすら知りませんでしたから、アメリカの選挙情報など見るとこの人達が活躍しているのだろうね〜なんて感心してしまう程です。

エリザベス・スローンは見るからにキレッキレといった感じの女性ですから
ジェシカ・チャステインは、どストライクのはまり役であったと思います

女性を武器にしながら男性と対等に渡り合うという感じではなく
女性でありながら媚びる事なく男性社会で対等に勝負する
同じ女性からしたら『カッコイイ』の一言に尽きるわけです(≧▽≦)

主人公エリザベス・スローンは
家庭も恋人も持たずに仕事一筋に生きるキャリアウーマン

彼女をここまでかりたてる信念は何なのか?
心の闇をチラつかせながら謎めいた人間像を見せつけて興味をかきたててくる描写がとても上手いと感心してしまいます。

そして非人道的行為で手段をえらばない、淡々と仕事をこなし目的を達成するさまに、恐怖すら感じられる程なのです

彼女の全てが『敵をあざむくには、まずは味方から』
手の内を明かさない、味方すら信用しない、どこまでも深い闇のような彼女の心の中・・・

孤立する立場、容赦ない罵声、深い悲しみ
それでもなお自分をさらけ出すことなくポーカーフェイス

結末は半ば見えたかのようなラスト10分ほどでしょうか?
私は落胆とも思える気分で鑑賞していたわけです...

そう
心の中で『自分の札を出す?』を連呼すること数回
いつ出すの?
もう出したの?
どれが切り札なの?
疑問符が頭の中をかけまわる。

答えが見えないようなモヤモヤした終わりを予想しながら(;^ω^)


これ以上はネタバレになってしまいそうなのでこの辺で(笑)
後は見てのお楽しみです。

最後の最後までポーカーフェイスの彼女に撃沈されることでしょう(笑)


最後

アメリカでの銃規制問題を、まっこうから問題提起する作品なので本来ならばもっと重苦しい仕上がりになるかと思われるものでした。

ですが、社会問題を脇役にたずさえて主役はあくまでもロビイストのエリザベス・スローンなのです。ですからでしょうか?ドラマとして作品の完成度が高かったと思えるものだったのです。




映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね〜


最後までよんでいただきありがとうございます
感想が面白いと思ったら
ポチっといいね!お願いします






posted by ゆらり at 21:44| Comment(0) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする