2020年12月05日

『女神の見えざる手』 (2016) 言葉は人を操る?

  
女神.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/86688/



こんにちは!映画大好きゆらりです

夢の国 映画の世界へようこそ〜

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

毎日の栄養補給を映画から(笑)
そんな私のオススメ映画を紹介しているブログです
氣になる作品を観て元氣になってもらえたらとても嬉しい!!


今回の作品
巧妙な戦略を駆使して政治を陰で動かすロビイストを描いた社会派サスペンス。
シネマトゥデイより

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


「社会派サスペンス」    
「オススメ映画」

物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆
音楽    ★★★★★


監督  
 
ジョン・マッデン


キャスト


敏腕ロビイスト エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)
『インターステラー』『ゼロダークサーティ』『モーリズゲーム』
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ロドルフォ・シュミット       (マーク・ストロング)
『キングスマン』『キングスマンゴールデンサークル』
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エズメ・マヌチャリアン       (ググ・バサ=ロー)

ジェーン・モロイ          (アリソン・ピル)


あらすじ

敏腕ロビイスト、エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、銃所持を後押しする仕事を断って、大会社から銃規制派の小さな会社に移る。卓越したアイデアと決断力で、困難と思われていた仕事がうまくいく可能性が見えてきたが、彼女のプライベートが暴露され、さらに思いも寄らぬ事件が起こり……。
シネマトゥデイより

感想

勝者は敵の一歩先を読んで計画し
敵が切り札を使った後
自分の札を出す

エリザベス・スローンのこんな一言から始まる


緊張感のある音楽と緊迫したムードの中
尋問の為、聴聞会が開かれる

作品終盤からのスタートに状況はいたって不利、何かやらかしたわけね〜と
聴聞会までの経緯をさかのぼって回想での描写
作品からちょっとでも目を離せない状況に緊張感がましてくる。

ロビイスト=(政府を影で動かす戦略のプロ)
(恥ずかしながら、この言葉の意味を知ったのは映画を観てからでした^^)
こんな仕事があったのすら知りませんでしたから、アメリカの選挙情報など見るとこの人達が活躍しているのだろうね〜なんて感心してしまう程です。

エリザベス・スローンは見るからにキレッキレといった感じの女性ですから
ジェシカ・チャステインは、どストライクのはまり役であったと思います

女性を武器にしながら男性と対等に渡り合うという感じではなく
女性でありながら媚びる事なく男性社会で対等に勝負する
同じ女性からしたら『カッコイイ』の一言に尽きるわけです(≧▽≦)

主人公エリザベス・スローンは
家庭も恋人も持たずに仕事一筋に生きるキャリアウーマン

彼女をここまでかりたてる信念は何なのか?
心の闇をチラつかせながら謎めいた人間像を見せつけて興味をかきたててくる描写がとても上手いと感心してしまいます。

そして非人道的行為で手段をえらばない、淡々と仕事をこなし目的を達成するさまに、恐怖すら感じられる程なのです

彼女の全てが『敵をあざむくには、まずは味方から』
手の内を明かさない、味方すら信用しない、どこまでも深い闇のような彼女の心の中・・・

孤立する立場、容赦ない罵声、深い悲しみ
それでもなお自分をさらけ出すことなくポーカーフェイス

結末は半ば見えたかのようなラスト10分ほどでしょうか?
私は落胆とも思える気分で鑑賞していたわけです...

そう
心の中で『自分の札を出す?』を連呼すること数回
いつ出すの?
もう出したの?
どれが切り札なの?
疑問符が頭の中をかけまわる。

答えが見えないようなモヤモヤした終わりを予想しながら(;^ω^)


これ以上はネタバレになってしまいそうなのでこの辺で(笑)
後は見てのお楽しみです。

最後の最後までポーカーフェイスの彼女に撃沈されることでしょう(笑)


最後

アメリカでの銃規制問題を、まっこうから問題提起する作品なので本来ならばもっと重苦しい仕上がりになるかと思われるものでした。

ですが、社会問題を脇役にたずさえて主役はあくまでもロビイストのエリザベス・スローンなのです。ですからでしょうか?ドラマとして作品の完成度が高かったと思えるものだったのです。




映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね〜


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posted by ゆらり at 21:44| Comment(0) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする