2024年11月29日

映画紹介ゆらり「美しい星」三島由紀夫に脳天一撃!

劇場公開日:2017年5月26日

美しい星.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/84444/photo/

今回の作品
三島由紀夫の異色SF小説を、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督が映画化。平凡な家族が突如として「宇宙人」に覚醒する姿を、舞台を現代に置き換えた大胆な脚色で描く。


こんにちは〜映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます


初めてお越しいただいた方もごひいきにして頂いているかたも
貴方との繋がりをもてた「映画という素晴らしいものに」感謝します


私の栄養補給は‟映画”といっても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感したもらいたい」
そんな想いでブログを綴っています。

氣になった作品をみて元氣になってもらえたらHappy〜




それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^



物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★★



監督 吉田大八



キャスト

気象予報士・重一郎  (リリー・フランキー)は火星人
息子の一雄      (亀梨和也)は水星人
娘の暁子       (橋本愛)は金星人
妻の伊余子      (中嶋朋子)

黒木    (佐々木蔵之介)『破門ふたりのヤクビョーガミ』『嘘八百』


あらすじ


予報が当たらないと話題の気象予報士・重一郎(リリー・フランキー)は、さほど不満もなく日々適当に過ごしていた。ある日、空飛ぶ円盤と遭遇した彼は、自分は火星人で人類を救う使命があると突然覚醒する。一方、息子の一雄(亀梨和也)は水星人、娘の暁子(橋本愛)は金星人として目覚め、それぞれの方法で世界を救おうと使命感に燃えるが、妻の伊余子(中嶋朋子)だけは地球人のまま……。

シネマトゥデイより


感想


まず「リリーフランキーのあのポスター」?(≧▽≦)
あれを見たら、なんだかきになりますよね〜そして原作三島由紀夫ですから。

なぜか、意味もなく見なければ〜と思ったわけです。本は読むのに時間がかかりますが、映画は受動態ですので流れゆく映像をみていれば作品の内容は大まかにわかりますからね〜楽して楽しもう!的な感覚で、役者のうま味を感じながらです(#^.^#) 


 じつは私三島由紀夫の作品は一つも読んでおりません。興味はあるのですが、ハードルが高く難解かな?と敬遠しておりまして^^情報は全くのゼロで名前しか知らない状態での鑑賞でした。


これが三島由紀夫だ!!と言われる作品なら、も〜最高ですね^^三島由紀夫に脳天に一撃くらった感じです。脚色は加えているでしょうが彼(三島)が言いたい事をこの時代にこのように表現していたことに非常に驚きです。先の先を読み切っている感じがします・・・

ただ吉田監督がインタビューでこんな事を
吉田 いろんなアーティストがいるけれど、自分の死に様まで演出した人はなかなかいない。そんな三島さんの小説の中でも、「美しい星」は異色。どこに連れて行かれるかわからないまま、呆然と置き去りにされて終わる、そんな読後のインパクトが当時の自分に強烈に刻まれてしまって。


三島も多分、宇宙人でしたね。そして吉田監督も、間違いなく宇宙人でしょう!(^^)!


まず配役での感想を。

重一郎(リリーフランキー)の普通ぽい中年男性がいいですね〜絶対そうじゃない!と思える人が普通の役をすることで面白味がましてくるから不思議ですよね(@^^)/~~~

美しい星2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/4/


次に暁子(橋本愛)彼女のこんな役柄が私は大好きなのです、ちょっと冷めている感じでクールとはまた違う、控え目という事でもなく普通ぽくない女子大生を好演しています。

美しい星3.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/

一雄(亀梨和也)は何かを求める野心溢れる熱血フリーター。
伊余子(中島朋子)は時間を持て余し、生きがいを求めて翻弄する主婦。

美しい星5.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/


何か 「普通でない雰囲気を感じ妙な距離を置く家族」 をリアルに感じさせるキャストがよかったですね〜
極めつけは謎の黒木(佐々木蔵之介)真顔が迫力あり過ぎです^^

美しい星4.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/


その『地球人としての家族』の「破滅」『地球』の「破滅」がうまくリンクされて表現され、目に見えない「家族の絆の破壊」を地球の「環境破壊」になぞり、『ふざけた宇宙人家族』が家族の絆を再生させていく様を見本に見立てて、地球再生を促すあたりが非常に面白い!!



『何を馬鹿馬鹿しいことを言っている!!』そう言われる人達が、時代の流れを変えてきたことは歴史をみれば明らかだ。変換期を先導してきた先人は宇宙人だったのかもしれない、そう「宇宙人家族」もそんな先人なのかも、とある種の錯覚をさせられる作品なのです。

美しい星.jpg


ですが黒木(佐々木蔵之介)が言うことに妙に納得させられる・・・
「人間の知能の範囲内で地球を救おう!なんて、おこがましい限りだ!」と 言わんばかりに。地球温暖化でも人間のしてきたツケが回ってきたと勘違いしている事自体が間違いだと、ただのサイクルの一つにすぎないことを、まるで人間が支配できることみたいに。

ですが最後には、宇宙人であろうがなかろうが、どうでもよくおもえてくるのですけれどね みんな地球人として生まれてきているわけですから・・・嫌でも、地球人の人生を歩むわけになるのです(;^ω^)アハハ



最後

黒木の持っていた「スイッチ」あれは地球の破滅を示唆するものでしたが、ふざけた地球人が暮らす地球のことを他の惑星の住人がどうこう口を挟む事でもないのですが、それには深い理由がありそうです。


スイッチは・・・黒木が謎めいた行動をすることで現実的になっていくのかもしれませんが、最終的判断は地球人、一人一人にゆだねられるラストシーンだったのかと。


そして最後、重要なことに氣づけた私は、かなりハイテンションになって興奮しまくりでした。重一郎が宇宙船に乗り込んで目覚めた瞬間に!!私は思ったのです、私は何のためにこの地球に生まれなのか?
紛れもなく『地球人人生を謳歌する為』だったと!!!


『任務完了、お疲れ様でした』無機質なコンピューターの声
それはとてもとても、退屈でつまらない響に聞こえるのでした。
最後、原作も読んでみようかな?そんな氣になってしまう作品でもありました^^



映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画って本当にいいですね〜

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2024年11月28日

自分を取り戻した女性「リリーのすべて」(R15)エディ・レットメイン貴方はいったい誰?

劇場公開日:2016年3月18日

リリーのすべて.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82988/


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それでは
作品紹介いってみよう^^


「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したトム・フーパー監督と、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞の主演男優賞を手にしたエディ・レッドメインが、「レ・ミゼラブル」に続いてタッグを組み、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。
映画comより

『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』を基に映画化された作品ですエディ・レッドメイン貴方は何者でしょうか?そう思わせる彼の活躍に驚きの連続です!!


 「伝記」


物語    ★★★★☆
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆
音楽    ★★★★☆



監督  トム・フーパー



キャスト



リリー・エルベ/アイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)
   
              ファンタスティックビーストと魔法使いの旅
               ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生
              博士と彼女のセオリー

リリーのすべて1.jpghttps://eiga.com/movie/82988/


ゲルダ・ヴェイナー          (アリシア・ヴィキャンデル)

リリーのすべて4.jpghttps://eiga.com/movie/82988/

へリンク               (ヴェン・ウィショー)


あらすじ



風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)と結婚生活を送っていた

1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する
映画comより

リリーのすべて5.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82988/

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引用元:http://eiga.com/movie/82988/


感想



自身の内面にある女性の存在「リリー」という女性としての部分が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩んでいくのです。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、少しずつそんな夫を理解していきそしてアイナーのよき理解者になっていくのです。
 
リリーのすべて8.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82988/


かなり時代はさかのぼっていきますがこの時代に性同一性障害を理解してくれる医者がいたことに大きな驚きがありました。今から100年程前の当時にこの考え方が出来る事に驚かされるのです。そして、ゲルダの努力も想像を超えたものだったのではないかと思うのです。


今の時代ですから私の身の回りにも普通にあるこの「事実」 普通に受け止めることができますが、その時代に果たして自分は同じ様な考え、行動に移せるか?疑問に思うところです。

そう思うとリリーの想い以上に、ゲルダの夫を愛おしく思う妻としての想いを考えるとても切なくなってしまうのです。


単に「失恋」や「夫婦にある離婚問題」とは全く別の次元であるこの関係。理解は出来ても それを受け入れ消化することは容易ではないと想像できるのです。この事実に限らずゲルダを感じながら自分を顧みてしまいます、刻々と変わりゆく現実をどう受け止める?


ゲルダも変わりゆく夫が、女性のリリーとして自分を見つけ、開花していく彼女に置き去りにされていく感覚になっていき、戸惑いを隠せない微妙な描写が私の心にぐっとくるのです。


リリーのすべて2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82988/

精神科医のようにパーフェクトに理解をすることの方がおかしい
数か月前までは普通の夫婦関係を築いてきたのですから無理もありません。
聖人君子である方が違和感を感じますからね


最後


『男である前に女』『女である前に男』異性に限らず、女性が女性に好意をよせる男が惚れる男、など誰にでも日常的にあることかとおもいます。このことをリリーと対比するにあたりなんの不思議を感じる必要があるのか?


「セックス」という行為はそもそも動物としての子孫繁栄の為の行為である、子供を作る方法は「セックス」に限らず「精子バンク」でも出来る時代に・・女性同士の夫婦でも男性同士の夫婦でも子供を持て、育てることができる。


「セックス」とは快楽以前、に自分が女であるか男であるかを確立する為の材料、にすぎないのでは?そう思うと、身体の問題は大きなものではなく人間と生きていくのは多様な生き方が出来るのではないかしら?
「性に快楽を求めない!」・・・と突拍子もない考えに至ってしまう・・・


私の大好きな映画
「チョコレートドーナツ」でもあるように新たな『家族の形』でもある。

チョコレートドーナツ.jpg
https://eiga.com/movie/79764/photo/

あ゛〜〜ここまで書いて自分が何が言いたいのかよくわかりませ〜ん^^
まとまらない文章ですが3時間もかかったのでアップさせていただきます^^



『ありのままの自分をそのままに』


全てのあり方が多種多様に選択できるこれから移りゆく世界のビジョンに少しだけ触れられた自分を嬉しく思います。


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2024年11月27日

「人生スイッチ」アナ雪を抑えNO1!!絶対!映画が観たくなる!!

劇場公開日:2015年7月25日

人生スイッチ(字幕版) - ダミアン・ジフロン, ウーゴ・シグマン, ペドロ・アルモドバル, ダミアン・ジフロン, リカルド・ダリン, オスカル・マルティネス, レオナルド・スバラーリャ, エリカ・リバス, リタ・コルテセ, フリエタ・シルベルベルグ, ダリオ・グランディネッティ
人生スイッチ(字幕版) - ダミアン・ジフロン, ウーゴ・シグマン, ペドロ・アルモドバル, ダミアン・ジフロン, リカルド・ダリン, オスカル・マルティネス, レオナルド・スバラーリャ, エリカ・リバス, リタ・コルテセ, フリエタ・シルベルベルグ, ダリオ・グランディネッティ

今回の作品
スペインの名匠ペドロ・アルモドバルがプロデューサーを務めたブラックコメディ。2014年・第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第87回アカデミー賞ではアルゼンチン映画として外国語映画賞にもノミネートされた。



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作品紹介いってみよ〜う

「ヒューマンドラマ」
「ブラックコメディ」


物語    ★★★☆☆
キャスト  ★★★★☆
構成    ★★★★★


監督     ダミアン・ジフロン


あらすじ


6つの異なるショートストーリームービー

人生において決して押してはならないスイッチを押してしまったがために、絶望的な不運の連鎖に巻き込まれていく男女6人のエピソードを姿を描いた。



6人の主人公を取り巻く物語


1『おかえし』

同じ飛行機に乗り合わせた乗客にはある共通点が・・・ある男の知り合いということ。そして乗客の会話のなかで更なる共通点に氣がついていく。
みんな彼からの恨みをかっていたという想像・・・
そしてその想像が現実のものとなると同時に乗客はとんでもない事態に陥っていることに氣づく。そして、飛行機の中はパニックに・・


2『おもてなし』

主人公の女性が働くレストランに高利貸しのヤクザが客として現れる。女性はこの男が原因で自分の父親は自殺する羽目になった、と同僚の女に過去を打ち明ける、その話を聞いた女は料理に毒を盛るのだが・・・

人生スイッチ2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/80987/


3『パンク』

ある田舎町誰も通らない道で2台の車が走っている。先を急ぐ主人公は前の車を追い越そうとするが前の車は、もてあそぶかのように道を塞いで追い越させないようにする。それに怒った男はノロマとバカにしながら追い抜いて行く先を急ぐその先には・・・



4『ヒーローになるために』

爆破解体業工事現場で働く爆破スペシャリストの主人公は、運悪く駐車違反で車をレッカーで持っていかれてしまう。だが彼の言い分は違法はしていない駐車禁止区域ではないはずと主張。
そして怒り心頭に発した彼の撮った行動が過激すぎる!!お役所の腐った内情が疑惑として浮かび上がっていくのだが・・

人生スイッチ3.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/80987/


5『愚息』

主人公の息子がひき逃げ事件の犯人に・・・息子を助ける為と自分の地位と名誉を守る為に、父親が金と人脈を使いしてはいけない解決方法を選択しようと試みる・・が

人は欲が絡むその時に本性が見えてくる次から次へと芋ずる式に深い
欲望の渦が余りにもブラック



6『HAPPY WEDDING』


結婚披露宴パーティー会場での出来事。

式当日新郎のある行動から新婦はある疑問を感じ、新郎に事実を問い詰める。
あ〜ありがちな展開にある程度予測がつく。お決まりの結末に少し物足りなさを残念( 一一) と、思っていたら〜典型的な結婚式だったのです。
ですがですが 誰もが忘れることなど絶対にない!!と断言出来るくらい記憶に残る結婚式だったことでしょう。

大笑いした後 
苦笑いして 
ほのかな笑みがこぼれること必須でしょう^^ 
そんな最後に 乾杯〜〜



人生スイッチ4.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/80987/



感想

全ての作品に共通して、人間のの見たくない闇の中醜い部分をえぐり出して
『決して笑えない!』何かを明確に見せつけていますが、それを隠すことなく事実として描いたこの作品はある意味 潔さを感じ気持ちいいぐらいです
(@^^)/~~~


最後


ブラックユーモアの作品ですが、アルゼンチンで9週連続1位は、納得出来ますね痛快ブラックコメディでした(≧▽≦)
ここまで人間の内面をさらけ出されると言い訳しようがなくなる
最後、苦笑いしか残りませんね^^




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2024年11月26日

映絶対!映画が観たくなる「エクスマキナ」貴方の恋人はエヴァ?

劇場公開日:2016年6月11日

エクス・マキナ (字幕版) - アレックス・ガーランド, アロン・ライヒ, アンドリュー・マクドナルド, アレックス・ガーランド, ドーナル・グリーソン, オスカー・アイザック, アリシア・ヴィキャンデル, コーリイ・ジョンソン, デボラ・ロサン, エヴィー・レイ
エクス・マキナ (字幕版) - アレックス・ガーランド, アロン・ライヒ, アンドリュー・マクドナルド, アレックス・ガーランド, ドーナル・グリーソン, オスカー・アイザック, アリシア・ヴィキャンデル, コーリイ・ジョンソン, デボラ・ロサン, エヴィー・レイ

今回の作品は私のお気に入りの作品です。

「28日後...」「わたしを離さないで」の脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFスリラー。第88回アカデミー賞で脚本賞と視覚効果賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞した。


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作品紹介
いってみよ〜う


「SFスリラー」
「サスペンス」


  映像美    ★★★★☆
  物語     ★★★★★☆彡
  予想外    ★★★★★
  キャスト   ★★★★☆


監督         アレックス・ガーランド


キャスト 
   

エヴァ    (アリシア・ヴィキャンデル)
ケイレブ   (ドーナル・グリーソン)
ネイサン   (オスカー・アイザック)


あらすじ

世界最大手の検索エンジンで知られるブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、滅多に人前に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に滞在するチャンスを得る。しかし、人里離れた別荘を訪ねてみると、そこで待っていたのは女性型ロボットのエヴァだった。
映画comより

エクスマキナ1.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/82168/gallery/7/


プログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、ほとんど人前に姿を見せない社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山荘に会社内の抽選で当たった名目で招かれる。

そこは山奥の自然あふれる素晴らしいところであり、またある研究のための施設でもである。社長のネイサンはこの場所で密かに人口知能の研究をしていた。

研究材料の女性型ロボットのエヴァ(アリシア・ヴィキャンデル)がケレイブの前に姿を現す。ケレイブはエヴァに搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能の実験に手を貸すことになる・・・

エクスマキナ8.jpghttps://eiga.com/movie/82168/gallery/

感想


ふと 『アンドリュー』
アンドリュー.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/42330/

『トランセンデンス』
トランセンデンス.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/79708/photo/


を思い出し、どんな展開になっていくのかワクワクする気持ちとは裏腹に あれ?あら?想像していたものではないわけね的な気持ちになってくるのです

ですが、人工知能の進化において、人間味を十二分に感じられ、またそれ以上に奥深い人間のエゴ的な核その物だけを抜き取り人工知能ロボットであるエヴァがさらりと表現してしまうのです。

それも淡々とあくまでも人間のように
人間であるかのように


知識を持たない幼児の様な純粋さとでも表現できますが、知らずに「それ」をすることと、知っていて「それ」をするこの違いのように。

それが人工知能であるがゆえに、どこまで信じていいものなのか悪意があるのか、いや悪意そのものの知識 認識があるのか否か?
感情という感覚が備わっているのか 否か?その辺りがスリラーとなる要因かと思われるのです。


エヴァ.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82168/gallery/6/



人間ではないことを分かっていながら、なぜか同じであってほしいという理解できない感情がわいてくる、そしてだんだんと人間と人工知能の違いがわからなくなっていく流れの中で自分の思考を理解できない不気味さを味わえることでしょう。

ケレイブが純粋で真面目な青年である為、陥ってしまう罠なのかもしれません、もし彼が始めからネイサンと共同で研究開発をしていたならばまた違う結果であったかも・・・そんな思いがでてくるのです。

人工知能との禁断の愛を織り交ぜてある内容が、作品に深みをもたせ、意識の混乱を招いているかのようです。

ネイサン.jpg
引用元:
http://eiga.com/movie/82168/gallery/2/


ネイサンが言っているように、人工知能ロボットがグレーボックス(中性)である必要はなく性別があることで人は興味を抱くのかもしれません。

最後の最後までエヴァを信じて疑わないケレイブ、そう…私も疑わず終盤まで見入ってしまったのですが、最後の最後 この展開には、は〜〜〜そ〜くるのね!!

エクスマキナ.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/82168/gallery/5/

人工知能の検索エンジン結果がなせるわさなのか〜 と少し背筋が寒くなり
苦笑いを浮かべてしまいました^^

作品中盤での原爆発明のオッペンハイマーのくだりが頭をよぎります。
『我は死神なり 世界の破滅者なり』・・・


最後


ネイサンが言っていたように、人工知能の進化はもう誰にも止めることはできない今私達が何を選択するのか問われているそんな気がするのです。

ネットが世界に浸透して『一人一人が原爆投下のスイッチを持つ』そんな意識をもつことが必要なんだとおもわされました。

ただ人工知能が人間と敵対するイメージを強く印象づけられながらもラストシーン
「ピノキオが人間になれた」
「人魚姫が人間になれた」
「人工知能ロボットエヴァも人間として始まる」

まるで人間であるかのように・・・

エクスマキナ6.jpghttps://eiga.com/movie/82168/gallery/

何の問題があるのだろうか?と考えた時「心配ないよね!」自分の回答は明確なものでした。

もしかしたらすでにエヴァが私達の生活に紛れ込んでいるのかもしれない・・・
そう思うだけで未来は楽しくなりそうです



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2024年11月25日

絶対映画が観たくなる!!「42世界を変えた男」主役が食われる⁉ハリソン・フォード迫真の演技!!

劇場公開日 2013年11月1日

42世界を変えた男.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/58340/

こんにちは〜映画大好きのゆらり
当ブログにお越しいただきありがとうございます

初めてお越しいただた方も以前からごひいきにしていただいている方も^^
貴方との繋がりを持てた「映画という素晴らしいもの」に感謝します


私の栄養補給は映画と言っても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感してもらいたい」
そんな想いでブログを綴っています


氣になった作品をみて元氣になってもらえたらそれだけでHappy〜


それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


今回の作品
史上初の黒人メジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサンゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交流を軸に描いたドラマ。
映画comより

野球の世界にとどまらず、今世界を騒がせている大谷君

42 1.jpg

彼の功績もさることながら、こんな偉人もいたことを、ふっと思い出しました。


「ヒューマンドラマ」


  期待感    ★★★★★
  物語     ★★★★★☆彡
  感動     ★★★★★
  キャスト   ★★★★★

監督ブライアン・ヘルゲランド


キャスト


黒人青年ジャッキー・ロビンソン     (チャドウィック・ボーズマン)
ゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキー (ハリソン・フォード)



42.jpghttps://eiga.com/movie/58340/gallery/7/



一年に一度[4月15日]大リーグの全選手が全球団の永久欠番になった男を称え「42」の背番号のユニフォームを着てグラウンドに立つ

42 3.jpghttps://eiga.com/movie/58340/gallery/3/

大リーグ「ジャッキー・ロビンソンデー」全選手が背番号「42」


大リーグは15日、黒人選手として初めて大リーグでプレーしたジャッキー・ロビンソンさんの功績をたたえ、すべての球団の選手がロビンソンさんの背番号「42」をつけてプレーしました。

ジャッキー・ロビンソンさんは大リーグで初めての黒人選手で、1947年から10年間、当時のブルックリン・ドジャースでプレーし、白人以外の選手の大リーグへの道を切り開きました。

その功績がたたえられ、ロビンソンさんの背番号「42」はすべての球団で永久欠番となっていて、大リーグにデビューした4月15日は「ジャッキー・ロビンソンデー」として、毎年すべての選手や監督、コーチなどが「42」の背番号でプレーします。
NHK newsより
42 2.jpg


あらすじ


1947年。ブルックリン・ドジャースのゼネラルマネージャーを務めるブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、黒人青年ジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)と契約、彼をメジャーリーグ史上初の黒人メジャーリーガーとして迎える。

だが、想像以上に彼への風当たりは強いもので、チームの選手たちはもちろん、マスコミや民衆からも糾弾される。そんな状況ながらも、ジャッキーの姿は次第に人々の気持ちを変えていく・・・
奇跡の実話である。



1947年、400人の白人メジャーリーガーの中初めての黒人メジャーリーガーが誕生する名前はジャッキー・ロビンソン背番号『42』


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観る前から大体の想像は出来る黒人と白人差別的仕打ちを受けるだろうとそんな状況で彼がどう壁を乗り越えて世界を変えることが出来たのか?ハリソン・フォード演じる球団GM(ブランチ・リッキー)の存在が大きい。

そして彼になりきるため徹底した役作りが素晴らしい本物のドジャースGMと錯覚を起こしてしまうほどだ。


か42世界を変えた男2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/58340/


映画を観ながら"差別"について私も例外ではないな、自分の中にも偏見の眼はあるだろうと少し自己嫌悪に...

だがそんな氣分も忘れさせてくれる。リッキーの願いに応えるロビンソン。二人の思いがどんどん周りを巻き込んでいく感動の連鎖反応で涙が止まらないのだ!


最後


終盤に近づき誰もが不思議に感じること、そして誰よりも一番不思議に思うロビンソンがリッキーに自分をここまで支えてくれる本当の理由は?との問いかけに、リッキーの過去が見えてくるのです。

人の心は表面的なことでは計り知れない、リッキーの人生においてロビンソンは救世主なのかもしれない…おそらくそうだろう。ロビンソンが認められることは、リッキーの想いが救われることだったのかもしれない。

42世界を変えた男3.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/58340/


この作品の感動の一場面は最後バッターボックスにたった時のボーズマンの表情
思わず目を奪われ『ほぉ~』としてしまう。役者って本当に凄いです!!いい映画でした


映画の為に生きている(笑)
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