2018年03月01日

『スリー・ビルボード』きっと映画が見たくなる!〜ゆらり〜 重〜い内容けれど後味爽やか


スリービルボード.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/87781/


こんにちは〜
「あ〜よかった!!」ほとんどの映画に涙する感動屋^^
映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます。


初めてお越し頂いた方も以前からごひいきにして頂いている方も
貴方との繋がりをもてた「映画という素晴らしいものに」感謝します


2018年も映画好きの皆さまと繋がっていけることを楽しみに
大好きな映画の感想をボチボチとアップしていきたいとおもいます!!
前評判が気になり、内容が重いのを承知で鑑賞^^
予想外の音楽と共にスタートする展開に少し驚き、最後爽やかな締めくくりにも意外な後味が残る作品でした。



私の栄養補給は‟映画”といっても過言ではありません(笑)
紹介映画を 楽しんで もらえたら とってもウレシイ!!
イマジネーションを膨らませてくださいね〜^^では、いきますよ!!


それでは
作品紹介
いってみよ〜う!!



「ヒューマンドラマ」




監督   マーティン・マクドナー 


物語    ★★★★☆
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★☆☆


キャスト


ミルドレッド (フランシス・マクドーマンド)
警察署長   (ウディ・ハレルソン)
ディクソン  (サム・ロックウェル)

あらすじ


ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬する彼の部下や町の人々に脅されても、決して屈しなかった。やがて事態は思わぬ方へ動き始め……。
シネマトゥデイより


感想


色々な要素が絡み合う、深く重く濃厚な内容に帰りの車は気分がどんより かな〜なんて予想していたのですが、そんな心配は無用でしたね。


まだまだ人種差別が当たり前の南部なのですね、日本人の私にはなんとも露骨なまでの差別的な言葉に耐え難い想いが多々あり、やるせない気分になる作品でもありました。ミルドレッド (フランシス・マクドーマンド)がとった行動は結局のところ自分の過ちを修正するべく、他人に責任を負ってもらうことでしか解決策を見いだせなかった…ですが、それも現実は何も変わらないのを承知で。


人は何か失敗をした時に、『次はこうしよう』そう思える事なら前進できるのでしょう。ですが、取返しのつかない『命との引き換えの失敗』においては否応なしに‟その時”から抜け出すのは容易ではない。


ミルドレッドも同様で憎むべきは犯人なのに、やり場のない怒りをぶつける場所を間違えてしまったのかもしれない。自分を責めつつ、持て余した感情を広告を出す行為にすり替えて。

スリービルボード2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/87781/


ミルドレッドがとった行動は良かったのか?そんな疑問が湧いてくる場面が多々あるのです。子供を失った母親の感情はある程度理解できるものですが、許容範囲を超えた彼女の行動に全て賛成できるものではなかったからです。人種差別をしている警官ディクソン(サム・ロックウェル)を非難しながら、傍から見れば彼女も同じような事をしているのです…


スリービルボード3.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/87781/



作品の中において正解は見当たらず、結末も見えないままフェードアウトしていくのですが、最後ミルドレッドとディクソンの会話の内容に「道々考えよう」あの言葉の意味がこのドラマの全てを物語っているように感じ、修正可能な現時点で2人がこれからの新たなスタートを前向きに始めようと考えている…そんな気がしてなりませんでした。


最後


自己中心的な行動に気分も落ち込み疲れて帰るようだな〜なんて考えていました。ですが、同じ穴のムジナであるミルドレッドにディクソンが終盤、微妙な変化を魅せるのです『人間としてどうなのか?』怒りと共に生きてきた2人がふと違和感に気づく、少ない会話の中に彼らの変化が見て取れる『和解』そして『受容』…それと同時に私の心配が安堵に変わり、心も軽く、そして爽やかな後味が残るラストシーンでした^^




映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね〜


最後までよんでいただきありがとうございます
感想が面白いと思ったら
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posted by ゆらり at 18:04| Comment(0) | ヒューマンドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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