引用元:http://eiga.com/movie/84444/photo/
今回の作品
三島由紀夫の異色SF小説を、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督が映画化。平凡な家族が突如として「宇宙人」に覚醒する姿を、舞台を現代に置き換えた大胆な脚色で描く。
こんにちは〜映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます
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貴方との繋がりをもてた「映画という素晴らしいものに」感謝します
私の栄養補給は‟映画”といっても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感したもらいたい」
そんな想いでブログを綴っています。
氣になった作品をみて元氣になってもらえたらHappy〜
それでは
作品紹介
いってみよ〜う^^
物語 ★★★★★
キャスト ★★★★★
映像 ★★★★★
監督 吉田大八
キャスト
気象予報士・重一郎 (リリー・フランキー)は火星人
息子の一雄 (亀梨和也)は水星人
娘の暁子 (橋本愛)は金星人
妻の伊余子 (中嶋朋子)
黒木 (佐々木蔵之介)『破門ふたりのヤクビョーガミ』『嘘八百』
あらすじ
予報が当たらないと話題の気象予報士・重一郎(リリー・フランキー)は、さほど不満もなく日々適当に過ごしていた。ある日、空飛ぶ円盤と遭遇した彼は、自分は火星人で人類を救う使命があると突然覚醒する。一方、息子の一雄(亀梨和也)は水星人、娘の暁子(橋本愛)は金星人として目覚め、それぞれの方法で世界を救おうと使命感に燃えるが、妻の伊余子(中嶋朋子)だけは地球人のまま……。
シネマトゥデイより
感想
まず「リリーフランキーのあのポスター」?(≧▽≦)
あれを見たら、なんだかきになりますよね〜そして原作三島由紀夫ですから。
なぜか、意味もなく見なければ〜と思ったわけです。本は読むのに時間がかかりますが、映画は受動態ですので流れゆく映像をみていれば作品の内容は大まかにわかりますからね〜楽して楽しもう!的な感覚で、役者のうま味を感じながらです(#^.^#)
じつは私三島由紀夫の作品は一つも読んでおりません。興味はあるのですが、ハードルが高く難解かな?と敬遠しておりまして^^情報は全くのゼロで名前しか知らない状態での鑑賞でした。
これが三島由紀夫だ!!と言われる作品なら、も〜最高ですね^^三島由紀夫に脳天に一撃くらった感じです。脚色は加えているでしょうが彼(三島)が言いたい事をこの時代にこのように表現していたことに非常に驚きです。先の先を読み切っている感じがします・・・
ただ吉田監督がインタビューでこんな事を
吉田 いろんなアーティストがいるけれど、自分の死に様まで演出した人はなかなかいない。そんな三島さんの小説の中でも、「美しい星」は異色。どこに連れて行かれるかわからないまま、呆然と置き去りにされて終わる、そんな読後のインパクトが当時の自分に強烈に刻まれてしまって。
三島も多分、宇宙人でしたね。そして吉田監督も、間違いなく宇宙人でしょう!(^^)!
まず配役での感想を。
重一郎(リリーフランキー)の普通ぽい中年男性がいいですね〜絶対そうじゃない!と思える人が普通の役をすることで面白味がましてくるから不思議ですよね(@^^)/~~~
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/4/
次に暁子(橋本愛)彼女のこんな役柄が私は大好きなのです、ちょっと冷めている感じでクールとはまた違う、控え目という事でもなく普通ぽくない女子大生を好演しています。
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/
一雄(亀梨和也)は何かを求める野心溢れる熱血フリーター。
伊余子(中島朋子)は時間を持て余し、生きがいを求めて翻弄する主婦。
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/
何か 「普通でない雰囲気を感じ妙な距離を置く家族」 をリアルに感じさせるキャストがよかったですね〜
極めつけは謎の黒木(佐々木蔵之介)真顔が迫力あり過ぎです^^
引用元:http://eiga.com/movie/84444/gallery/6/
その『地球人としての家族』の「破滅」と『地球』の「破滅」がうまくリンクされて表現され、目に見えない「家族の絆の破壊」を地球の「環境破壊」になぞり、『ふざけた宇宙人家族』が家族の絆を再生させていく様を見本に見立てて、地球再生を促すあたりが非常に面白い!!
『何を馬鹿馬鹿しいことを言っている!!』そう言われる人達が、時代の流れを変えてきたことは歴史をみれば明らかだ。変換期を先導してきた先人は宇宙人だったのかもしれない、そう「宇宙人家族」もそんな先人なのかも、とある種の錯覚をさせられる作品なのです。
ですが黒木(佐々木蔵之介)が言うことに妙に納得させられる・・・
「人間の知能の範囲内で地球を救おう!なんて、おこがましい限りだ!」と 言わんばかりに。地球温暖化でも人間のしてきたツケが回ってきたと勘違いしている事自体が間違いだと、ただのサイクルの一つにすぎないことを、まるで人間が支配できることみたいに。
ですが最後には、宇宙人であろうがなかろうが、どうでもよくおもえてくるのですけれどね みんな地球人として生まれてきているわけですから・・・嫌でも、地球人の人生を歩むわけになるのです(;^ω^)アハハ
最後
黒木の持っていた「スイッチ」あれは地球の破滅を示唆するものでしたが、ふざけた地球人が暮らす地球のことを他の惑星の住人がどうこう口を挟む事でもないのですが、それには深い理由がありそうです。
スイッチは・・・黒木が謎めいた行動をすることで現実的になっていくのかもしれませんが、最終的判断は地球人、一人一人にゆだねられるラストシーンだったのかと。
そして最後、重要なことに氣づけた私は、かなりハイテンションになって興奮しまくりでした。重一郎が宇宙船に乗り込んで目覚めた瞬間に!!私は思ったのです、私は何のためにこの地球に生まれなのか?
紛れもなく『地球人人生を謳歌する為』だったと!!!
『任務完了、お疲れ様でした』無機質なコンピューターの声
それはとてもとても、退屈でつまらない響に聞こえるのでした。
最後、原作も読んでみようかな?そんな氣になってしまう作品でもありました^^
映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画って本当にいいですね〜
最後までよんでいただきありがとうございます
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