2024年11月22日

きっと映画が観たくなる!「沈黙〜サイレンス〜」スコセッシ・見事!日本人を描ききる

沈黙 - サイレンス - (字幕版) - マーティン・スコセッシ, ジェイ・コックス, アンドリュー・ガーフィールド, リーアム・ニーソン, アダム・ドライヴァー, 浅野忠信, 窪塚洋介, イッセー尾形, 恂{晋也, 小松菜奈, 加瀬亮, 笈田ヨシ
沈黙 - サイレンス - (字幕版) - マーティン・スコセッシ, ジェイ・コックス, アンドリュー・ガーフィールド, リーアム・ニーソン, アダム・ドライヴァー, 浅野忠信, 窪塚洋介, イッセー尾形, 恂{晋也, 小松菜奈, 加瀬亮, 笈田ヨシ

劇場公開日:2017年1月21日

こんにちは〜映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます。


初めてお越し頂いた方も以前からごひいきにして頂いている方も
貴方との繋がりをもてた
「映画という素晴らしいものに」感謝します
私の栄養補給は‟映画”といっても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感してもらいたい」
そんな思いでブログを綴っています


氣になった作品をみて元氣になってもらえたらそれだけでHappy〜

今回の作品

先日観た『将軍』を鑑賞後、ふとこの作品を思い出した
今でも強烈に印象に残っている、感動という部類のモノではなく、『凄いね!』まるで日本人が作った作品のようだね〜と感激したのを覚えている。
違和感のない、外国人が作った時代劇。

遠藤周作の小説「沈黙」を、「ディパーテッド」「タクシードライバー」の巨匠マーティン・スコセッシが映画化したヒューマンドラマ。
 

それでは

作品紹介
いってみよ〜う


 「ヒューマンドラマ」


   物語   ★★★★☆
   キャスト ★★★★★
   映像美  ★★★☆☆
   物語   ★★★☆☆
 


監督   マーティン・スコセッシ
    「ヒューゴの不思議な発明」「シャッターアイランド」

 
キャスト

 
宣教師のフェレイラ  (リーアム・ニーソン)
沈黙4.jpghttps://eiga.com/movie/85561/


弟子ロドリゴ     (アンドリュー・ガーフィールド)
沈黙7.jpghttps://eiga.com/movie/85561/


キチジロー      (窪塚洋介)
沈黙6.jpghttps://eiga.com/movie/85561/

通訳         (浅野忠信)「寄生獣」
沈黙5.jpghttps://eiga.com/movie/85561/


モキチ        (塚本晋也)
井上筑後守      (イッセー尾形)

あらすじ


江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)。師匠フェレイラを追って命をかけての布教活動に日本の地にやってきたが・・・


沈黙2.jpghttps://eiga.com/movie/85561/

沈黙1.jpghttps://eiga.com/movie/85561/



感想



誰もが知っているであろう江戸幕府がやってきたキリシタン弾圧。その行いについて今でこそ、当たり前のように「悪」と思われることに違和感を感じないのだが・・・

沈黙3.jpghttps://eiga.com/movie/85561/


ただこの作品は、歴史物語でもなく、宗教の話でも、キリスト教の話でもない 人間の真理とは? その一点に焦点を当てているとさえ思えるのです。



強い者 弱い者 誰が善 誰が悪 なぜ? そうまでして?一体正解は何なのか?正しい行いとは何なのか?どうあるべきなのか?あるべき姿を定義してしまうと、本来の自分を見失ってしまうそんな危険性を感じずにはいられない。


 
キーマンであるキチジロー、ずるく生き延びる彼は「自分は弱い人間」というのだが、果たして何をもって弱いと評価するのか?本当に弱い人間なんているのであろうか?観客に問いかけているかのようである。



「信じる者は救われる」この言葉は有名であるが、何を「信じる」のか・・・そんなことを考え始めると最終的には自分自身を信じきれるか否かそこなのではないかと・・・


沈黙2.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/85561/ 


そして作品の素晴らしい点はアジア系外国人を使い作品を仕上げるというありがちなパターンではなく、日本人キャストで日本の色を最大限に見せ、全ての日本人キャストが主人公レベルの重要な位置を占める作品であったように感じられました。誰がかけてもまとまらない配役は完璧と言っても過言ではない出来になっています。



最後

窪塚洋介がインタビューでこんな事を言っていました

「最初に想像していた集中力、忍耐力をはるかに凌駕する密度のものを求められた」と振り返る一方、スコセッシ組に参加できたことへの興奮が言葉の端々から伝わってくる。「日本人キャスト、ひいては日本そのものに対して敬意を払ってくれていて、カットごとに気遣いを欠かさない。あのマーティン・スコセッシがですよ? 監督の情熱にほだされて全員が“奉仕”するような気持ち。作品の質を高める努力、そして繊細なケアも含めて、本当に偉大な監督だと実感しました」
物語の魅力を問うと「まさにタイトル通り、沈黙の中に答えがあるのなら自分で見つけなければならないという点。非常に壮絶な時代を描いているからこそ、答えへのガイダンスがたくさんある」



見終わって何かを考えさせられるそんな内容でした。
映画を気軽に楽しもうと思う方にはちょっと向かない内容かもしれません(笑)






映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
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2024年11月15日

映画紹介ゆらり「偉大なるしゅららぼん」濱田岳 岡田将生がいいコンビ!!

偉大なる、しゅららぼん - 水落豊, ふじきみつ彦, 濱田岳, 岡田将生, 深田恭子, 渡辺大, 貫地谷しほり
偉大なる、しゅららぼん - 水落豊, ふじきみつ彦, 濱田岳, 岡田将生, 深田恭子, 渡辺大, 貫地谷しほり

「あ〜よかった!!」ほとんどの映画に涙する感動屋^^
映画大好きのゆらりです
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遠足でのお弁当確認のごとく、映画館では必ずハンカチを用意してからの鑑賞が当たり前。忘れたときの落ち着きのなさは半端ない!!まるでお弁当に箸を忘れた時のようだね^^

そんな私が「感動した作品を沢山の人に共感してもらいたい」
そんな思いでブログを綴っています

私の栄養補給は‟映画”といっても過言ではありません(笑)
紹介映画を 楽しんで もらえたら とってもウレシイ!!


それでは
作品紹介
いってみよ〜う^^

今回の作品

「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」の人気作家・万城目学による同名小説を、濱田岳と岡田将生の主演で映画化。


偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) - 万城目学
偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫) - 万城目学



「コメディ」 「ドラマ」

 
   時代錯誤   ★★★★☆彡
   ファッション ★★★★☆
   物語     ★★★★☆
   キャスト   ★★★★☆

 
監督    水落豊


キャスト


日出  淡十郎  (濱田 岳)  【ヒメアノール】【釣りバカ日誌】【ポテチ】『フルーツ宅急便』『フィッシュストーリー』
日出  涼介   (岡田 将生) 【何者 】【想いのこし】【オー!ファザー】
日出  清子   (深田 恭子) 【超高速参勤交代】【ルームメイト】
棗   広海   (渡辺 大)  



あらすじ


琵琶湖のすぐそばの町・石走で、先祖代々不思議な力を継承してきた日出家一族。その日出家と対立する棗(なつめ)家、両家の間には1300年にわたる因縁が今も続いている。

日出家の跡取りで最強の力を誇るとされる淡十郎(濱田岳)は、高校生でありながら住民からあがめられる殿様のような生活を送っていた。そんなある日突然両家に襲いかかる思いもよらない出来事が・・・
両家をびわ湖から追い出そうとする謎の人物が現れる。日出と棗が手を組み正体不明の相手と戦うことに...万城目学の小説を原作にした異色作。




感想

コメディかと思ってみたのですが、コメディ寄りのヒューマンドラマといる感じですかね。チョットちょっと、胸の辺りが温かくなる感動ドラマです。そう思えるのは私の大好きな、日出淡十郎(濱田岳)の雰囲気が、そう感じさせるのかもしれません(*´▽`*)

彼のぽ〜とした表情の裏側にある芯の強さとでも言いますか能ある鷹は爪を隠す的な?雰囲気がだいすきなのです。濱田岳と岡田将生のやり取りも笑いを誘い とてもいい感じなのです。

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引用元:http://eiga.com/movie/78528/



『赤い制服』『舟で登校』『馬に乗る』『毒味』
時代劇でもあるまいし、今時あり得ません(笑)
お供っていったい???( ̄▽ ̄)
軽い笑いが随所に・・・




それは濱田岳演じる淡十郎が真面目な顔でやってのけるところが笑いのツボに入ってしまうのです。淡十郎はあくまでも真面目です、何様のつもり?と言いたくなるぐらいふざけた設定ですが、淡十郎のセリフがとてもいいんですね〜

人間として尊敬できてしまうぐらい『スゴイこと言ってるよ!』って思えてしまうから不思議です。




生まれながらの運命とでもいいますか、逃れることの出来ない出生。伝統ある家系の長男に生まれる。この物語でなくても世の中沢山ありそうな話ですが、「僕はこんな家にうまれたくなかったよ〜」と、淡十郎も自分はこんな形の運命に納得がいかないと言いたくなるのでしょう。

ですが、その自分に課せられた運命を受け入れて、なおかつ自分流に書き換えながら成長していくのだろうと思わせる作品でした。

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引用元:http://eiga.com/movie/78528/



最後


美しいものが好きな淡十郎 彼自身に正直な生き方、自分の非を素直に認めるところ、とても好感が持てるのです。そしてとても自分に素直(一見傲慢ともとれる感じなのですが)な彼に不思議な魅力を感じるのです。


特殊で不思議な能力を少し羨ましいと思うこともあるかもしれないのですが、いいことばかりではなく日出淡十郎にとって忌み嫌う能力を持つことは何かしらのデメリットが伴うのでしょう、全ての物事には陰と陽があるというわけですね。

ですから能力を持った淡十郎が乗り越えなくてはならない何かがあり…彼のチョットした成長を伺えるラストシーン、胸がちょっと熱くなる作品でした。



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2021年02月24日

PG12『ヤクザと家族 The Family』 (2021)きっと映画が見たくなる〜ゆらり〜「綾野剛の熱量に圧倒」行き場のない怒りの行き着く先に驚愕



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夢の国 映画の世界へようこそ〜

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毎日の栄養補給を映画から(笑)
そんな私のオススメ映画を紹介しているブログです
氣になる作品を観て元氣になってもらえたらとても嬉しい!!


今回の作品
一人のヤクザの生きざまを三つの時代に分けて描くヒューマンドラマ。ヤクザになった男が大切な仲間や恋人と出会うも、暴力団対策法が施行されたことにより波乱が起きる。
シネマトゥデイより

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^

「ヒューマンドラマ」    

物語    ★★★☆☆
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆
音楽    ★★★★★

監督  
 
藤井道人
『新聞記者』『デイアンドナイト』『宇宙でいちばんあかるい屋根』
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引用元:https://eiga.com/news/20210129/28/

キャスト

山本賢治      (綾野剛)
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引用元:https://eiga.com/news/20210105/5/

柴咲組組長の柴咲博 (舘ひろし)
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引用元:https://eiga.com/news/20210129/4/

工藤由香     (尾野真千子)
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引用元:https://eiga.com/movie/93189/

中村努      (北村有起哉)『すばらしき世界』『本気のしるし』
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引用元:https://eiga.com/movie/93189/

細野竜太   (市原隼人)
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引用元:https://eiga.com/movie/93189/special/

木村翼    (磯村勇斗)
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引用元:https://eiga.com/movie/93189/gallery/

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あらすじ

1999年、覚せい剤が原因で父親を亡くした山本賢治(綾野剛)は、柴咲組組長の柴咲博(舘ひろし)の危機を救ったことからヤクザの世界に足を踏み入れる。2005年、ヤクザとして名を上げていく賢治は、自分と似た境遇で育った女性と出会い、家族を守るための決断をする。それから時は流れ、2019年、14年間の刑務所暮らしを終えた賢治だったが、柴咲組は暴力団対策法の影響で激変していた。
シネマトゥデイより


感想

監督が藤井道人なんだ…観に行かなくっちゃ。と漠然と思い少し遅くなってしまいましたがどうにか上映終了前に見ることができて安堵しております(*'▽')
 観られて良かったです本当に。

『目は口程に物を言う』と申しますがまさにこの作品の綾野剛がそうでありました

舘ひろしがこんな風に言っております
初共演となった綾野については「綾野君の目が非常にいいんですよ。一緒に芝居をしている時、彼の目が非常に色々なことを訴えかけてくるんです、愛に飢えたような目をされる俳優さんだと感じました。すごく良くて、一緒にお芝居をしていて、何度も泣かされたという感じです。素晴らしい目をお持ちの俳優さんだと思います」と、印象を明かす。
引用元:https://eiga.com/news/20210129/4/

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引用元:https://eiga.com/movie/93189/special/

綾野は
「集大成であり、最愛といえる作品に出合えたことで、役者を続けていこうと思え、役者を続けさせてもらえる喜びを感じています。同時にまだまだ生かされているだけだと結実したのがこの作品です」と思い入れの強さを語り、さらに、「ただ単純に日本映画として届けるつもりはなく、アジア映画の代表としてこの作品を届けたい」と自信をのぞかせた。
引用元:https://eiga.com/news/20210105/5/

こんなコメントを見てしまうと役者としての作品に対する熱量の凄さを感じるのであります。ですから観たくなること必至かと思います^^

先日みた『すばらしき世界』の役所広司も素晴らしかったのです、オーラをかもし出し存在感その者がすでにヤクザでして、綾野剛も負けず劣らずチンピラからの〜ヤクザになっていくあたり、成長(笑)する様が見事に山本広賢治のヤクザなのでありました。

ですから、木村翼(磯村勇斗)に
現場に綾野剛さんがいないんです。山本賢治としてずっと存在している・・・
と言わせてしまうぐらい存在自体が「山本」というぐらい役に集中していたのでしょう(≧▽≦)

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引用元:https://eiga.com/movie/93189/specil/

こんなことを言っていると綾野剛だけが凄いのか?と思われてしまいますが、そんな事ではありません(ー_ー)!!
脇役の皆様の迫力もそれ相応の相対する『ヤクザ』でありまして・・・
お互いを威嚇する表情、言葉遣いがWそれWをものがたっております^^

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引用元:https://eiga.com/news/20210129/4/

ヤクザじゃ飯を食っていけねぇ〜という言葉通り、ヤクザに対する世間一般の考え方と風当たりがこんなにも強いのもだったのか?と現状を知らない私は驚かされてしまいました。

携帯電話すら契約出来ない?ヤクザの子供は幼稚園に入れない?本人はまだしも家族に対するものは人権侵害?とすら思えるものなのです。

一度ヤクザに入ってしまったら、まっとうな生き方をしようとしても『八方ふさがり』じゃ〜〜どうすればいいの??

そんな蟻地獄のような負のスパイラルにおちいってしまう社会のシステムはいかがなものか?問題提起をしているそんな作品です

これはヤクザに限った事ではなく『犯罪者』への考え方も世間は冷たいのであります。

世間の冷たさ誹謗中傷を槍のごとく体中に受け立ち直る術を失くしたヤクザの怒り、やるせなさ、その矛先は...
驚きのラストシーン…それはとても『はかなく美しい』最後でした。


最後

時代は変わってきているんですよ…
劇中、何度も何度も言っていた
急激な時代の変化についていけない人は振り落とされてしまいそう。

二極化と騒がれている昨今。
だからこそ、新たな社会システムが必要な時代になってきたのではないのかと考える毎日です。


映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね〜
みn

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posted by ゆらり at 18:00| Comment(0) | ヒューマンドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月07日

在りし日の歌 (2019) 地久天長/SO LONG, MY SON きっと映画が見たくなる〜ゆらり〜予想を反する・静かなる幸福 これは反則だ〜


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引用元:https://eiga.com/movie/90723/

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今回の作品
1980年代から2000年代にかけて中国激動の時代を駆け抜けた1組の夫婦を映し出す。夫婦を『見えない目撃者』などのワン・ジンチュン、『黒衣の刺客』などのヨン・メイが演じ、第69回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で最優秀男優賞と最優秀女優賞を獲得した。
シネマトゥデイより

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


「ヒューマンドラマ」
「時代」


物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★☆

監督  
 
ワン・シャオシュアイ

キャスト

ヤオジュン(ワン・ジンチュン)
妻リーユン(ヨン・メイ)
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引用元:https://eiga.com/movie/90723/


あらすじ

中国の地方都市で幸せな生活を送っていたヤオジュン(ワン・ジンチュン)、妻リーユン(ヨン・メイ)、息子のシンシンだったが、ある日シンシンが川で溺れて亡くなってしまう。二人は慣れ親しんだこの地を離れ、親しかった友人たちとも距離を置き、自分たちのことを知っている人がいない遠くの町に引っ越す。
シネマトゥデイより
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引用元:https://eiga.com/movie/90723/

感想

先日、この映画を観たことを職場の中国出身の人に話したら、私の妹もちょうど一人っ子政策が始まるときにお腹にいて1年間国籍がなかったとよ〜笑いながら明るく話してくれた。

他人事のように話す様子がちょっと意外でした。
ま〜自分の子供ではないし、彼女も子供だったからそんな事を気にする年齢ではなかったのでしょうね。

この作品は中国ではタブーとされる『一人っ子政策』の題材ですから、本土で上映出来たことに製作者たちの間では喜びの声が大きかったと想像します。

作品は一人っ子政策を中心に話が出来上がっているのですが、ただそれだけに話を作り上げているわけではなくそれに付随する中国の一般的庶民の生き方を綺麗にまとめ上げているのです。

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引用元:https://eiga.com/movie/90723/

国の政策に翻弄され、自分の人生すら思うようにならない時代の中で
特別というわけではなくごくごく普通の夫婦が、苦難を受け入れ、苦難と寄り添い、真面目に淡々と生きていく…

夫婦を演じる2人の役者に感動します。
「静かに」そして「淡々」と「平」に過剰すぎるわけでなく、だからといって無感情ではなく愛情を表現することが下手というものでもなくそこにいるのが普通であたりまえ空気のような存在。

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引用元:https://eiga.com/movie/90723/

演じるにあたって、二人は完璧すぎるぐらいの夫婦でした。
似たもの夫婦というのはこんな二人なんだろうな
なんて、ぼんやり考えてしまいました^^

最後

自分の息子を失った時の事実を知った時「話してくれてありがとう」そういった。
そんな矢先に友人の孫が生まれる、本来ならば自分たちにも孫の存在はあったかもしれない。
誰を責めるわけでなく、事実を受け入れ、戻らない時間を懐かしむ。
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引用元:https://eiga.com/movie/90723/

その自分たちが味わう事の出来ない出来事の中で
一本の電話にほほがゆるむ
 その瞬間
『あ〜〜こんな展開が待っているなんて〜〜』
そう思うと同時に涙腺崩壊です。

『生きていれば何が起こるかわからない
人生捨てたものではないよね』



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2020年10月11日

『ミッドナイトスワン』 (2020)きっと映画が見たくなる〜ゆらり〜女性を切望する凪沙・異空間の美しさ


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引用元:https://eiga.com/movie/92113/

こんにちは!映画大好きゆらりです

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今回の作品
養育費を当てにして育児放棄された少女を預かるトランスジェンダーの主人公凪沙が、次第に少女と心を通わせていく。

それでは

作品紹介
いってみよ〜う^^


「ヒューマンドラマ」
「時代」    


物語    ★★★★★
キャスト  ★★★★★
映像    ★★★★★



監督  
 
内田英治

キャスト

トランスジェンダーの凪沙 (草なぎ剛)
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/

桜田一果         (服部樹咲)
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/

桜田早織        (水川あさみ)
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/

片平美花        (真飛聖)
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/    

あらすじ

新宿のニューハーフショークラブのステージに立っては金を稼ぐトランスジェンダーの凪沙(草なぎ剛)は、
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 

養育費を当て込んで育児放棄された少女・一果を預かる。
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 

セクシャルマイノリティーとして生きてきた凪沙は、社会の片隅に追いやられる毎日を送ってきた一果と接するうちに、今まで抱いたことのない感情が生まれていることに気付く。
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 
シネマトゥデイより


感想

表現する事が難しいと思う事は多々あり、今回の作品も、まさにそれであり自分の語彙力の低さを嘆くと同時に申し訳ない気持ちになるのであります。

感動という部類のものではなく
凪沙が女性にしか見えない凄さを感じるのであります。
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 

インタビューに答える草なぎ君は男なのですが、
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 

凪沙は間違いなく女なのです。
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引用元:https://eiga.com/movie/92113/ 

健二である凪沙も女なのでありました。演技といっていいのか?憑依という感じでもなく極自然体の凪沙がそこに存在するのであります。
草なぎ剛恐るべし!全くの別の人格、別人がいるとしか言い表せな〜〜い^^

また今回初めての作品になる一果(服部樹咲)がぎこちない演技でかえって良かったと思えましたね。
所々「もっと感情を出していいんだよ」そんな思いが私の中に湧き出てくるほど…
でも育児放棄された子供は反対に「どうせ何を言っても!」そんな感情があるのかもしれないなんて深読みしてしまうのですね〜^^

無理に感情を押し殺しているわけでなく
不器用な感情表現が一果を表現しているかのようにみてとれました。

時に暴れ、涙を流すことも求められた服部は、演技経験が一切なかっただけに当初は難儀したそうで、「撮影が始まる前に、監督とそのシーンをたくさん練習しました。最初は泣きわめいたり出来なかったんですが、恥ずかしさを捨てれば難しくはなかったです」とはにかむ。


徐々に距離を縮めていく凪沙と一果の姿に、胸の辺りに温かいものが広がり笑みがこぼれるのです
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そして綺麗すぎるラストシーンに撃沈です。
今まさにキーボード入力しながら思い出し泣きしてしまいました💦
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最後

こんな作品を観ると、自分の中に自分がいる事の安心、自分が自分を否定する事すら必要のない概念、違和感を感じない生活。
自分でいる事に不安を感じない毎日。当たり前に幸せなんだな…って


関連オススメ作品↓↓↓↓ぜひどうぞ

『 Girl/ガール』PG12
ガール.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/89979/

『最初で最後のキス』PG12
最初で.jpg
引用元:https://eiga.com/movie/87792/

「チョコレートドーナツ」
チョコレートドーナツ.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/79764/

「リリーのすべて」(R15)
リリーのすべて.jpg
引用元:http://eiga.com/movie/82988/



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映画ドラマって本当にいいですね〜


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posted by ゆらり at 21:34| Comment(0) | ヒューマンドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする